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バッテリー豆知識

バッテリーの種類と特徴

 

1・ニッケルカドミウムバッテリー

一般的な充電の行える2次電池です、様々な容量があり昨今では5000mAhの物もあります。

ラジコンで使用する場合は公称電圧1.2Vのセルを4~6本を1パックとし、4本で4.8V送受信機パック5本で6.0V送受信機 パックに、6本で7.2V動力用パック等の種類があります。受信機パックはその名の通り受信機及びサーボの駆動用電源として使用され、エンジンを使用するRCでは電力がこの受信機パック以外存在しない為必要不可欠です。ニッケルカドミウムの特徴としては低い内部抵抗により大きな電流を流すことが出来る放電特性があるのでラジコンで古くから使用されてきましたが、有害なカドミウムを使用しているということから現在では使われることが少なくなっています。

 

2・ニッケル水素バッテリー

ニッケルカドミウムバッテリーに変わるバッテリーとして登場したバッテリーです。電解液に環境に有害なカドミウムを使用していない2次電池です。サイズ電圧共にニッケルカドミウムバッテリーとほぼ同じではありますが、充電時の⊿ピークを検知しにくく自己放電しやすい為、放電したまま保管しますと充電が出来なくなる特性があります。また、放電特性も良く似ておりRCでの使用に支障はありませんが、バッテリーの管理が難しい側面があります。

 

3・リチウムイオンバッテリー

小型で大容量、1セルあたり3.7Vと大電圧なので電力を必要とするモバイル機器やデジカメ等で使用されており大変身近な2次電池です。電解質にリチウムを使用しているリチウムバッテリーの特性として電圧が高く自己放電をしにくい反面、過充電や過放電を行った場合内部の電解質の活性化が起こり、高熱を発し最悪の場合は破裂、発火するといった側面もあります。バッテリーにはこれらを防ぐための保護回路がついておりますが、リチウムイオン用の充電器を使用する必要があります。

 

4・リチウムポリマーバッテリー

リチウムバッテリーの一種で、電解質が高分子ポリマーで構成された2次電池です。

基本的にはリチウムイオンバッテリーと同じで専用の充電器を使用して充電を行い、過放電、過充電を行わないよう注意が必要です。特にホビー用途での使用が殆どで様々な容量やサイズ、形状、セル数の自由度が高く数多く販売されています。危険性はリチウムバッテリーである以上リチウムイオンバッテリーと同様で燃えないように保管、管理を行う必要があります。

 

5・リチウムフェライトバッテリー

リチウムバッテリーの一種で、電解質が他のリチウムバッテリーと異なり、1セルあたりの電圧が3.3Vとなっています。放電特性は低く他のリチウム電池と比べ小型で大容量になりますが、出力の低さからRCの動力用にはあまり向きません。リチウムバッテリーである以上は過放電、過充電に対する危険性は変わりませんが、リチウムバッテリーとしては発火し難いバッテリーではありますが充電には専用の充電器を使い、充電の管理を行う必要性は他のリチウムバッテリーと同様です。

 

 バッテリーの管理

 

1・ニッケル系バッテリーの場合

ニッケルカドミウム/水素バッテリーを長期間使用しなかった場合は自己放電を行ってしまい充電を行っても満充電にならない、または充電がすぐに終わるといった場合があります。こういった場合は充電器のサイクル充放電機能等を使用して何度か充放電を繰り返しますとバッテリーが活性化しますので、必ず容量通りに充電されている事を確認した後に使用してください。確認を怠りますと規定容量充電されていない事で、ノーコントロール等思わぬ事故を招きますのでご注意ください。

充放電に関しましてはバッテリーのセル数(電圧表示)容量の設定が充放電を行うバッテリーと同じ設定になっているかよく確認した後に行ってください。バッテリーの特性上メモリー効果が起こり規定容量に達しなくなりますので、普段から使用しているバッテリーの場合は充放電を繰り返しても容量通りにならなくなります。この場合はバッテリーの限界ですので、完全放電を行った後にニッケルバッテリーの回収ボックスや自治体の指示に従って処分してください。

昨今のニッケル水素バッテリーは自己放電が顕著に起こりますので、場合によってはバッテリーの破裂などの事故が発生いたしますので、バッテリーの各セルの電圧に差が無いことを確認される事を強く推奨いたします。また、充放電を行う場合は出来うる限り屋外で行い付近に可燃性の物が無い場所で行ってください。

 

2・リチウムバッテリーの場合

リチウム系バッテリーを長期間使用しない場合は公称電圧までに充放電を行う必要があります。

満充電及び低電圧(リポ、イオンの場合3.5V以下リフェの場合3.0V以下)の状態のままですとバッテリーの劣化が発生し、セルバランスが崩れる、膨張する等の著しいダメージになります。

リチウムバッテリー専用充電器の場合、ストアモードを使用して一定の電圧に充放電を行うことが可能です。

充放電に際しましては付近に可燃性の物が無く尚且つ不燃繊維で出来たリチウムバッテリーバッグに入れて充放電を行ってください。保管の際もリチウムバッテリーバッグに入れた上で金属製のケースに入れ、風通しの良い冷暗所に保管されてください。車内等の高温になる場所に放置しないでください火災の原因になります。

セルが膨張したりセルバランスが崩れたり電圧の低い劣化したバッテリーは放電を行った後、コネクタを取り外しケーブルの被覆を剥してから塩水に1週間ほど浸けて完全放電をしたのちに自治体の指示に従って処分されてください。

通常使用の場合には、バッテリーの種別、セル数(電圧)容量、充放電電流の設定に間違いがないかよく確かめた上で、必ず充電器の電源を入れてから充電ケーブル、バランスケーブルを充電器と接続して充放電を行います。充放電を行う場合は必ずバランスケーブルを充電器と接続して充放電を行ってください、バランスケーブルを使用しない充放電は火災等の重大事故につながる恐れがあり大変危険ですのでお止めください。(バランスケーブルを使用せずに充電を行い実際に火災などの事故が発生しております。)

 

HVリチウムポリマーバッテリーのご注意

 

昨今ではリチウムポリマーバッテリーにハイボルテージタイプが登場しております。通常の公称電圧は3.7VですがHVでは3.8Vとなり、満充電時には4.35Vまで充電が可能になっています。

保管や充放電の方法に特別な違いはございませんが、HV対応充電器であればHVリポバッテリーモードを使用して1セルあたり4.35Vに満充電が行えます。

HyperionG7HVシリーズのみではありますが、内部の電解質にシリコングラフェンを採用し高密度で小型軽量な素材で出来ており、以前のバッテリーと同サイズでありながら軽量で容量も大きくなっております。

通常のリチウムポリマーバッテリーと同様の電圧でも充電が可能ではありますが容量が数%低下します。

電解質の特性上、使用後は直ちに3.75V~3.8Vまで電圧を戻す必要があり、これを怠った場合著しく電圧が下がる為、セル間の電圧にギャップが発生し、最終的には電圧が無くなりバッテリーとして使用出来なくなります。必ず使用後はストア充放電を行い、電圧を3.75V~3.8V程度まで戻してください。

保管には他のリチウムバッテリーと同様に、必ず不燃性のリチウムバッテリーバッグに入れた状態で金属製のケースに入れて冷暗所で保管されてください。