XPシリーズの充電について

 リチウムポリマーの充電電圧は4.2±0.05V(23℃)とされています。4.2V以上の充電は「寿命低下領域」と言われており、バッテリーの寿命を縮めることになります。そして、4.35V以上は「使用厳禁領域」または「破壊領域」とも言われています。

 リポの充電は充電器の精度、バッテリー内部抵抗の多い、少ない、その他のあらゆる状態に応じて電圧がどこまで上がるか に左右されます。XPシリーズは22C放電のため、いままでの10Cなどのバッテリーに比べると、内部抵抗が少なく、充電器によっては対応できない場合があります。このことが過充電による膨らみの原因だと考えられます。

 *アストロフライト、シュルツェ、Tamazo、enLipo Charger en-CRG4、NOVATECH B8080による充電でXPリポが膨らんだとの報告が寄せられています。XPシリーズの充電にはこれらの充電器を使用しないでください。その他メーカーの充電器でも対応できるかどうか、充電前にその充電器の仕様をご覧になり、不明な点は販売店等にご確認の上ご使用ください。充電中、または充電後に3個とも全て膨れたとき(3Sの場合)は適当な充電器の使用でなかったとも予想され、保証の対象から外れる場合があります。

*XPシリーズにおいてのみのご案内です。一般的なリポであればこれらの充電器の使用も可能だと考えられますが、各社充電器の推奨バッテリーを使用することが一番 だと思います。

  ハイペリオンから発売されているEOS7iチャージャー、EOS 5i チャージャー(9月発売予定)はXPシリーズの充電が安全に行うことができます。また、バランスアダプター(10月発売予定)との併用で、各セル間のバランスをとり、より安全により長くリポバッテリーを使用することができるようになります。

 雑誌、各社ウェブサイト上でも頻繁に言われていることですが、リポは1+1=2のように単純明快に答えを導くことができるわけではなく、特に充電の場合は充電器の仕様やセルの状態によって得られる結果は多種多様です。「正しく使用してください」といわれても何が正しい使用方法なのか明確に言い切ることはできません。少なくとも充電器、バッテリーの仕様、それらの状態(外見や最近の消費データなど)等を総合的に判断し使用することは必須と言えます。
 

 エアクラフト テクニカルサポート部